名無しさん投稿コピペ
ヤクザ

あれは雪がちらつく寒い日の事だった。
俺はあまりの寒さに身を縮め下を向きながら駅に向かっていた。

その時に誰かとぶつかったのだが寒さと急用を抱えていたため「すんません」とあやまり先を急いだ。

が、その瞬間後ろから得体の知れない衝撃を受け俺は地面に沈み込んだ。
ぶつかったのは明らかにやくざの風体をした男で俺は後ろから右こめかみを殴られたのだった。

やくざの風体をした男は「すんませんで済むと思とんのかー!」と叫びながら俺の顔や脇腹を蹴り続けた。

「死ぬ」と思ったそのとき「そんぐらいでヤメといたれやー」と言う声が聞こえた。
目が腫れてぼんやりとしか見えなかったが、スキンヘッドに鋭いサングラス、イタリア物の高級スーツ・・・間違いなく亀田興毅だった。

「いい気になっとんのー」とやくざはすかさず亀田に殴りかかったが、それを簡単にかわしやくざの顔面に左ストレートを寸止めした。
「やるんやったら本気でやんぞ」と鋭いサングラスを外し、さらに鋭い眼光で睨みつけた。


やくざは悔しそうにシッポを巻いて逃げていったのだった。
「兄ちゃん、目腫れてるし恥ずかしいやろ、これで隠しや」そういってトレードマークであるサングラスを俺の顔に掛けてくれたのだった。
そして足早に去って行ったのだった。


家に帰ってそのサングラスを翌々見ると「世界制覇」。そう彫られてあった。

そのサングラスはすぐ捨てた

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